さまざまなモノづくりが体験できる
ワークショップ&工場見学
長田・須磨エリアといえばモノづくりの街。町工場の多いこの街で代々引き継がれているモノづくりの伝統を「もっと知ってもらいたい」と刺繍、ガラス工芸、溶接、縫製・皮革加工のそれぞれの分野で活躍している4社の3代目が集結した「潮の風(うみのかぜ)」。神戸各所での出張ワークショップや4社合同の工場見学ツアーなど、モノづくりの楽しさや魅力を伝えるイベントを開催しています。
今回は「器用ではないけど、モノづくりは大好き!」というインスタグラマーのウラリエさんがそれぞれの工場やお店を訪問し、出張イベント用のワークショップを体験!それぞれの分野らしい素材を使ったグッズ作りに挑戦しました。


長田・須磨エリアといえばモノづくりの街。町工場の多いこの街で代々引き継がれているモノづくりの伝統を「もっと知ってもらいたい」と刺繍、ガラス工芸、溶接、縫製・皮革加工のそれぞれの分野で活躍している4社の3代目が集結した「潮の風(うみのかぜ)」。神戸各所での出張ワークショップや4社合同の工場見学ツアーなど、モノづくりの楽しさや魅力を伝えるイベントを開催しています。
今回は「器用ではないけど、モノづくりは大好き!」というインスタグラマーのウラリエさんがそれぞれの工場やお店を訪問し、出張イベント用のワークショップを体験!それぞれの分野らしい素材を使ったグッズ作りに挑戦しました。



最初に訪れたのは、1枚からオーダーできる刺繍店「金川刺繍株式会社」。以前は子供服や婦人服から皇室まで幅広く、業務用機械刺繍をおこなっていましたが、震災後は個人向けにシフトチェンジし、3代目の金川誠司さんと早苗さん夫婦2人で営業されています。
お店に入ってすぐにNFCタグが入った刺繍ワッペン「こねっくとワッペン」に気づくウラリエさん。ワッペンにスマホをかざすと任意のwebサイトが開く不思議なワッペンに「自分のアイコンの刺繍でインスタが開けたらめっちゃいい」と興味津々。
店内には最新のコンピュータミシンから90年前の刺繍ミシンまで揃い、700色以上の刺繍糸が壁面を埋めます。そんな楽しい店内で、ワークショップがスタート!
ひらがなやワンポイントワッペンを
使ったネームタグづくり
11色ある土台から好きな色を選んで、ひらがなやワンポイントになるワッペンを4つ選んで配置。
11色ある土台から好きな色を選んで、ひらがなやワンポイントになるワッペンを4つ選んで配置。

アイロンでしっかり糊付けして完成です。

本格的なミシンで直接刺繍!
オーガンジーポーチづくり
オーガンジー素材の巾着ポーチに好きな模様を選んでコンピュータミシンで刺繍。
オーガンジー素材の巾着ポーチに好きな模様を選んでコンピュータミシンで刺繍。


ポーチの色とマーク、糸の色も自由に選べるので、組み合わせはなんと1000通り以上。
リアルタイムで刺繍ができあがっていく様に「面白くてずっと見ていられる!」とウラリエさん。
「不器用でも簡単につくれるし、刺繍ならではの手触りがいい感じ」とウラリエさん。

初代から使われているミシンなど、興味深いミシンや道具が並んでいるのでお店に訪れるのもおすすめ。
革加工の三代目が営む
アパレルブランドショップでレザーデコ体験。




次に訪れたのは、皮革素材の裁断加工を営む会社の3代目清水美早さんがオーナーを務めるアパレルブランドショップ「LILY STUDIO」。店内に並ぶ、ナチュラルで着心地の良い洋服やバッグ、財布などの皮革雑貨、靴など、すべてなんと清水さんが手掛けたもの。オーダーメイドも依頼できる新長田の隠れた名店です。お店の奥には工房もあり、作業している風景を見ることもできます。
ここで体験できるワークショップは、裁断加工されたフェイクレザーを使ったトレーディングカードのデコケースづくりやミニレザーサンダルづくり。ウラリエさんも悩んでしまうほど、いろんなデコパーツが選べて楽しいワークショップです。
フェイクレザーとかわいいパーツで彩る!
トレカデコ体験
夢かわいいカラーのフェイクレザーとリボン1つ、そしてデコパーツは付け放題のトレカケースがつくれます。
グルーガンを使って接着していくので、不器用な人でも安心。

「フェイクレザーの手触りがやわらかくて気持ちいい」とウラリエさん。
ミニレザーサンダルづくり
イベントのテーマに合わせてワークショップの内容もさまざま。「長田は靴やサンダルの町なので」とレザーを使ったミニサンダルづくりの体験も。
ソールは裏表、鼻緒も自由に好きな色を選べます。本物さながらの見た目に「めちゃめちゃかわいい!」とウラリエさんも絶賛。




「私にはちょっと可愛すぎるかな…と思いますが、
推しがいる人にはめっちゃおすすめ!」とウラリエさん。


ワークショップはお店では行っていないものの、清水さんの手仕事の数々は一見の価値あり。ぜひお店に立ち寄ってください。
1948年創業の溶接工場で体験する、
アルミタグ刻印。




最後に訪れたのは鷹取にある1948年創業の溶接工場、「株式会社 神戸熔工」。船舶エンジン部品の製造を中心に金属の溶接を行っている会社です。工場では職人の方が火花を散らしながら溶接していて、普段は見られない現場の空気感は貴重な体験。「基本的にはBtoBで一般の方に知っていただく機会は少ないですが、金属を使ったワークショップで素材やモノづくりの面白さに触れてもらいたい」と話す3代目見習いの中阪薫さん。
体験できるワークショップは自分で金属を曲げてつくるオリジナルスタンドや金属のタグに刻印できるというもの。「刺繍、レザーときて、次は金属…いろんな素材で体験できるのが面白いですね!」とやる気いっぱいのウラリエさんが金属刻印に挑戦!
刻む、彩る、持ち歩く!アルミタグづくり
アルミ製のタグに好きな文字を選んでステンレス製の打刻印をセットして、ハンマーで打ち込んでいきます。
刻印した文字にはアクリル絵の具で色を付けることができます。さまざまなサイズの打刻印があり、失敗しないように何度も練習するウラリエさん。
「力加減が文字サイズで全然違うので今日一番むずかしいですね。でもハマるかも」。





過去に開催したワークショップと音楽イベント「町工場と音楽」では会場にもなった神戸熔工。「いい雰囲気ですね」とウラリエさんも絶賛。
モノづくり集団「潮の風」プロデュースの
モノづくり体験が面白い!



金川刺繍、LILY STUDIO、神戸熔工に旭屋ガラス店を加えて、4社の3代目が集まったモノづくり集団「潮の風」では、今回ウラリエさんが体験したワークショップや工場見学などのイベントを開催しているそう。「ワークショップではいろんな素材を使って自分だけのモノづくり体験ができて楽しかったです。3代目の皆さんのそれぞれのお仕事も素敵で、またお店にも行きたいです」とウラリエさん。
ショップに行くもよし、開催イベントをチェックしてワークショップに参加するも良し、ぜひ皆さんも「潮の風」のモノづくりに触れてみてください!
ツアー概要
神戸モノづくり3代目
工場見学&体感ツアー「潮の風」
-
-
潮の風-ウミノカゼ-事務局 (刺繍.com -金川刺繡株式会社内)
- 実施日:2~3か月に1回の頻度で定期開催
- 料金:各500~1,500円
- 所要時間:各約15分
- 住所:神戸市長田区梅ヶ香町1-13-5
- 電話:078-652-1377
- https://uminokaze.works/
-
-
企画実施:潮の風-ウミノカゼ-事務局
刺繍一筋93年、
金川刺繍のネームタグ&ポーチづくり。