こうべフィールドパビリオン

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フィールドパビリオン体験レポート

深掘り!兵庫津の開運寺社めぐり
~おてらカフェと座禅~

平清盛がつくった港、平安時代から栄えた歴史あるエリア、兵庫津。長い歴史の中で失われたものも多いなか、変わらないのが神社とお寺の数々。兵庫津エリアにはなんと44もの神社やお寺があるんです。
少し歩くだけで次の神社やお寺に巡り会える兵庫津を、江戸時代から続く兵庫商人「樽屋五兵衛」12代目店主の高田 誠司さんがガイドとなって案内してくれます。座禅体験、カフェを楽しみながら兵庫津の魅力が再発見できるこのツアーを、インスタグラマーであるウラリエさんが体験!

足利尊氏由来のお寺・福海寺
レポーター ウラリエ

平清盛がつくった港、平安時代から栄えた歴史あるエリア、兵庫津。長い歴史の中で失われたものも多いなか、変わらないのが神社とお寺の数々。兵庫津エリアにはなんと44もの神社やお寺があるんです。
少し歩くだけで次の神社やお寺に巡り会える兵庫津を、江戸時代から続く兵庫商人「樽屋五兵衛」12代目店主の高田 誠司さんがガイドとなって案内してくれます。座禅体験、カフェを楽しみながら兵庫津の魅力が再発見できるこのツアーを、インスタグラマーであるウラリエさんが体験!

JR兵庫駅

ツアースタートはJR兵庫駅から。参加者が続々集まります。

「やっぱり一番楽しみなのはお寺カフェ」
というウラリエさん。

兵庫にそんな歴史があったなんて!
兵庫津をよく知るガイドならではの
解説が魅力!

阪神大震災後にできたJR兵庫駅南側キャナルタウン広場が集合場所。古地図と現在の地図を見比べながら、ガイダンスを受けて出発。「ごはんを食べたり買い物したり、大好きな街ですが、お寺巡りはしたことないので楽しみです!」とウラリエさん。
道中も「JRが国鉄だった頃は山陽電車の電鉄兵庫駅があった」「神戸市電西の拠点もここにあった」と、かつての兵庫をよく知る高田さんならではの解説で楽しませてくれます。「今の兵庫はよく知ってるけど、昔のことは知らないことばかりだと気付かされました。びっくりすることばかりで面白い!」とウラリエさんも高田さんの案内に興味津々。

少し離れても声が聞こえる
音声ガイドの貸出ももあり。
年配の参加者の方も安心です。

貸出可能な音声ガイド
兵庫の町

道すがらも兵庫の町を案内してくれる高田さん。

「柳原のえべっさん」こと柳原蛭子神社に到着!

お祭りのときと違う雰囲気が新鮮!

宮司から直接神社や周辺の歴史を聞くことができるのも今回のツアーの醍醐味。昭和20年の戦災による焼失に加えて、阪神・淡路大震災により、貴重な資料はほとんど失われてしまいましたが、灯籠や手水鉢などは江戸時代のものだそう。「毎年十日えびすにはお参りするけど、めちゃくちゃ賑やかで楽しい雰囲気と全然違う。改めてじっくり神社を見て回るのも楽しいです」とウラリエさん。境内を見学し、御朱印をいただいたら次のスポットへ。

柳原蛭子神社・鳥居

正しくは「やなぎわらひるこじんじゃ」と読むそうです。
そして赤い大鳥居ではなく、逆側が正しい入口なのだそう。

柳原蛭子神社境内・えびす像

Instagramに上げている写真は「全部iPhoneだけです」というウラリエさん。
ご利益ありそう、と境内のえびす像を撮影。

毎年1月9日~11日の十日えびす大祭では周辺に出店も並び多くの参拝客で賑わいます。
普段の日も御朱印をいただくことができます。

mrっちゃスッキリしました
福海寺で15分のプチ座禅体験。

柳原蛭子神社の向かいにある福海寺は足利尊氏由来のお寺。由緒や歴史など、住職のお話を聞いた後は七福神・大黒天を祀る本堂で、15分間の座禅が体験できます。住職が回ってきたときに手を合わせれば、警策で肩を叩いてくれます。短い時間ですが、静寂の中で精神を統一させることで気分が晴れやかに。「座禅も初体験だったけど、いいですね。またやりたいな~」とウラリエさん。

「痛そうと思われがちですが案外心地いい」という住職の言葉どおり、
「初めての体験だったけど、スッキリしました」とウラリエさん。

福海寺では、座禅のほかにも写経やヨガも開催。

くだけた話し方で法話も親しみやすい清水住職。

普段は気軽に入ることができないお寺にも立ち寄れるのがツアーの魅力。福厳寺ではお寺の成り立ちとして、江戸時代から伝わっている民話「木下源太兵衛の味噌長者伝説」を聞かせていただきました。

神社仏閣の他にも名所旧跡がいたるところに。

ツアーガイド高田さんのお話が面白い!

藤之寺の住職が淹れる
本格コーヒーが絶品のお寺カフェ。

福厳寺から歩いてすぐの藤之寺では月2回寺カフェを開催。この日は特別に樽屋五兵衛と和田岬の人気ベーカリー「メゾンムラタ」とのコラボパンと住職が淹れる本格コーヒーをじっくり堪能。また、この日は今年93歳となる先代住職から「一水四見」の法話もお聞きすることができました。神戸を代表する版画家の川西英さんの絵画が彩る素敵な本堂での休憩にウラリエさんも「コーヒーも美味しくて、めっちゃ癒やされます」とのこと。

1447年に創建された藤之寺。入りやすい雰囲気。

先代住職の望月和尚の法話がありがたい。

シーフードがごろごろ入った絶品パン。
季節などに合わせて、毎回内容は異なります。

御本尊に見守られながら、ゆったりとした時間が過ごせます。

湊八幡神社~七宮神社、
そしてゴールの樽屋五兵衛本店へ。

平清盛によって社殿を移されたという七宮神社。
七宮神社には商売繁盛、縁結びのほかにも航海安全、土地開発のご利益が。

実際に歩いてみると、本当に神社とお寺が多いことに驚かされます。神社仏閣はそこに暮らす人々の心の支え、いかに兵庫津に人が集まり、栄えていたかの証明ともいえます。神社仏閣以外にも町歩きの途中には、唯一戦火を逃れた昭和2年に建てられた洋館・旧岡方倶楽部も。

ここまでずっと楽しい解説でツアーを案内してくれた高田さんの営む、いかなごのくぎ煮の老舗・樽屋五兵衛本店がツアーのゴール。うれしいおみやげももらって、海産物のお買い物も自由にできます。「知らない兵庫津をたくさん知ることができて楽しかったです!」とウラリエさん。

ツアー参加記念のおみやげ。
たっぷりで嬉しい!

「お疲れ様でした」とお店でお茶も振る舞ってくれました。

兵庫津は平地で歩きやすく、少しの移動で次々と名所旧跡に出会える場所。ツアーを通じて住職や宮司、参加者の皆さんと交流できるのが大きな魅力です。古くて新しい、兵庫津の魅力をぜひツアーで体験してみてください!

最後までツアーを盛り上げてくれた高田さんと記念撮影。

この日のウラリエさんのスケジュール

集合→柳原蛭子神社→福海寺(座禅体験)→福厳寺→藤之寺(お寺カフェ)→
湊八幡神社→七宮神社→樽屋五兵衛本店(お土産)→解散

ツアー概要

深掘り!兵庫津の開運寺社めぐり
~おてらカフェと座禅~

プログラムの詳細は神戸観光局が運営する着地型観光プラットフォーム
『神戸のとびら』に掲載しています。
https://kobe-door.feel-kobe.jp/

profile
ウラリエ

ウラリエさん

神戸の情報を中心に発信するインスタグラマー。雑誌のような文字組の投稿が持ち味で、同年代の女性だけでなく、幅広い層からフォローされている。テレビやラジオのレギュラー番組でも活躍中。ラジオ関西「Clip金曜日」パーソナリティ

Instagram:@urarie83